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確定申告をAIで時短|freee・マネーフォワード2026年版の使い方

確定申告の期限まであと2週間、準備はできているか

2026年の確定申告期間は2月16日から3月16日まで。残り日数を数えると、のんびりしている余裕はもうありません。副業やフリーランスの収入がある人にとって、この時期は毎年の憂鬱だと思います。自分も去年は領収書の山と格闘して丸2日つぶしました。

ただ、今年はだいぶ状況が変わっています。freeeやマネーフォワードのAI機能が一段と進化していて、経費の仕分けから申告書類の生成まで、ほぼ自動で片付きます。実際に両方を使ってみた結果、帳簿作業が丸1日から2時間に短縮できたので、その手順と副業ならではの注意点をまとめました。

「確定申告って自分に必要なの?」「freeeとマネーフォワード、どっちを選べばいいの?」「副業の経費ってどこまで認められる?」こういった疑問に答えていきます。

自分は申告が必要か、2026年版の条件を3分で確認

結論から言うと、副業の所得(収入マイナス経費)が年間20万円を超えるなら、会社員でも確定申告が必要です。ここでは代表的な3パターンを整理します。

会社員で副業をしている場合

副業の所得が年間20万円を超えたら確定申告の対象になります。20万円以下でも住民税の申告は別途必要なので、市区町村の役所で手続きしてください。2か所以上から給与を受けている場合も対象です。

「年間20万円なんて超えないだろう」と思っていても、AIツールの副業は意外と稼げてしまうケースがあります。AI副業を始めた人は、早めに収支を確認しておくのがおすすめです。

フリーランス・個人事業主の場合

事業所得があるなら原則として確定申告が必要です。青色申告を選べば最大65万円の特別控除が受けられます。開業届を出していなくても所得があれば申告義務があるので、「届け出してないから大丈夫」とはなりません。

暗号資産・投資関連の場合

暗号資産の売却益が年間20万円を超えるなら、雑所得として申告が必要です。AI投資ツールを使った運用益がある場合も対象になります。新NISAの枠内は非課税ですが、枠外の利益は申告が必要なケースがあります。

freeeとマネーフォワード、副業の確定申告にはどっちが向いているか

会計ソフト選びで迷う人は多いと思います。両方を実際に使ってみた感触をまとめます。

freee会計の特徴

個人事業主・フリーランス向けの定番会計ソフトです。AIによる自動仕分けの精度は、体感で9割以上が正しく分類されます。

使えるAI機能をざっと挙げると、銀行口座やクレジットカードの明細を取り込むと勘定科目を自動判別してくれるAI自動仕分け、スマホでレシートを撮るだけで金額・日付・店名を自動抽出するAIレシート読み取り、質問に答えていくだけで申告書類を自動生成してくれる対話型ガイド、そしてe-Tax直接送信への対応。料金はスターターが月額1,480円、スタンダードが月額2,680円で、確定申告はどちらのプランでも対応できます。

特に「会計の知識がほぼない」という人には、freeeの対話型ガイドがかなり助かります。何を入力すべきか迷う場面が少ない設計です。

マネーフォワードクラウド確定申告の特徴

家計管理アプリのマネーフォワード ME を使っている人なら、こちらが自然な選択肢です。データ連携のスムーズさが最大の強み。

AI機能としては、2,400以上の金融機関と連携した自動仕分け、過去の仕訳パターンから学習して新しい取引の勘定科目を高精度で提案するAI仕訳提案、売上・経費・利益のトレンドを自動分析して節税ポイントを教えてくれるAIレポートなどがあります。料金はパーソナルミニが月額1,078円、パーソナルが月額1,628円、パーソナルプラスが月額3,278円です。

日頃から家計管理にマネーフォワード ME を使っている人は、手入力なしで明細が同期されるので手間が段違いに少なくなります。

どちらを選ぶか迷ったときの判断基準

比較項目freee会計マネーフォワード
AI自動仕分け精度体感9割以上体感8割以上
レシート読み取りAI OCR搭載AI OCR搭載
会計知識ゼロでの操作対話型ガイドで迷いにくいやや会計用語が出てくる
連携金融機関数3,200以上2,400以上
月額料金(最安)1,480円1,078円
e-Tax連携対応対応
家計管理アプリ連携なしマネーフォワード ME とシームレス

結論としては、会計知識に自信がない人はfreee、マネーフォワード ME ユーザーならマネーフォワードクラウドを選ぶのが手堅い判断です。どちらも無料体験があるので、残り2週間でもまだ間に合います。

確定申告の経費管理を効率化するなら、まず無料で試してみるのが早いです。 freee会計の無料プランはこちら → freee公式サイト ※ 30日間の無料トライアル付き

実際の確定申告手順と、副業ならではの落とし穴

ここからはfreee会計を例に、実際の手順を紹介します。マネーフォワードでも基本的な流れは同じです。

口座連携とAI自動仕分け

最初に用意するものは、マイナンバーカード(電子申告する場合)、銀行口座とクレジットカードの情報、源泉徴収票(会社員の場合)、経費の領収書やレシート、各種控除の証明書(生命保険料控除、ふるさと納税の寄附金受領証明書など)です。

freeeに登録したら、まず銀行口座とクレジットカードを連携します。AIが過去1年分の取引データを自動取得して、勘定科目への仕分けを開始してくれます。

たとえばAmazonの購入は消耗品費(事業用の場合)、コワーキングスペースは地代家賃、CanvaやAdobeは通信費か広告宣伝費、電車やタクシーは旅費交通費。精度はかなり高いですが、プライベートと事業の按分が必要な支出(自宅の家賃・光熱費・通信費など)や、AIがまだ学習していない初めての取引先は手動で確認が必要です。

レシートのAI読み取りで紙の領収書を処理する

紙のレシートや領収書は、スマホアプリのカメラ機能で撮影するだけです。freeeアプリで「レシート撮影」をタップし、カメラで撮影すると、AIが日付・金額・取引先名・勘定科目を自動認識します。2026年時点のAI OCR精度はかなり上がっていて、手書きの領収書やレシートの薄い文字もだいたい正確に読み取れます。

去年まではレシートを1枚ずつ手入力していた作業が、撮影と確認だけで済むようになりました。領収書が50枚以上ある人は、この機能だけで1〜2時間は短縮できるはずです。

申告書の自動生成からe-Tax送信まで

すべての仕訳が完了したら、「確定申告書類の作成」メニューから質問形式のガイドに従うだけで、確定申告書B、青色申告決算書(青色の場合)、収支内訳書(白色の場合)が自動で出てきます。

ここで見落としがちなのが、控除の適用漏れ(医療費控除、社会保険料控除、ふるさと納税など)、副業の所得区分が正しいかどうか(事業所得か雑所得か)、減価償却の計算が正しいかどうかの3点です。

申告書の内容に問題がなければ、マイナンバーカードをスマホまたはICカードリーダーで読み取って、freeeの「電子申告」ボタンをクリックするだけ。e-Taxにデータが自動送信されて、受付番号が表示されたら完了です。

電子申告を利用すると青色申告特別控除が65万円になります(紙の郵送だと55万円)。10万円の差は大きいので、ここはe-Taxを使う価値があります。

AI副業の経費、どこまで認められるか

AI副業AIフリーランスで収入を得ている場合、以下が経費として認められます。

  • ChatGPT Plus、Claude Pro、Cursor Proなど AIツールの月額料金
  • パソコンや周辺機器(10万円未満なら消耗品費、10万円以上は減価償却)
  • インターネット回線(事業使用割合で按分)
  • AIやプログラミングに関する書籍・教材
  • コワーキングスペース代(事業で使った分)
  • サーバー代、ドメイン代、AWSなどのクラウドインフラ費用

意外と見落としがちなのがサブスク系のAIツール費用です。月額で払っていると忘れがちですが、たとえばChatGPT Plusが月額20ドル、Claude Proが月額20ドル、Cursor Proが月額20ドルだとすると、この3つだけで年間約10万円。経費にするかしないかで税額が変わってきます。

事業所得と雑所得で税金がどれくらい変わるか

副業の所得区分は税額に直結するので、ここは慎重に判断したいところです。事業所得なら青色申告が可能で最大65万円の控除が受けられ、赤字なら給与所得と損益通算もできます。一方、雑所得は青色申告が使えず、他の所得との損益通算もできません。

2022年の通達改正以降、「帳簿を正しく記帳していること」「社会通念上、事業と認められる規模であること」が事業所得の条件になっています。年間数百万円規模の収入があり、反復的・継続的にやっているなら事業所得として申告できる可能性が高いです。判断に迷う場合は、税理士に一度相談しておくと安心です。

暗号資産の確定申告を効率化するには

暗号資産のAIトレードで利益が出た場合、雑所得として申告が必要です。暗号資産の損益計算は正直かなり面倒ですが、CryptactやGtaxなどの専用ツールを使えば、取引所の履歴データを取り込むだけでAIが損益を自動計算してくれます。

freeeやマネーフォワードとの連携にも対応しているので、暗号資産の損益データをそのまま確定申告に反映できます。取引が多い人ほど手計算は現実的ではないので、専用ツールの導入を検討してみてください。

ChatGPTやClaudeを確定申告の「壁打ち相手」にする

会計ソフトのAI機能に加えて、ChatGPTやClaudeなどの汎用AIも確定申告のサポートに使えます。自分も「これ経費にできるのか?」と迷ったとき、まずChatGPTに聞いてみることが多いです。

たとえば「副業でAIツールを使ったライティング収入が年間50万円ある場合の確定申告の方法は?」「自宅の家賃を按分して経費にする場合、何割まで認められる?」「ふるさと納税の控除上限額をシミュレーションして」といった質問を投げると、かなり具体的な回答が返ってきます。

ただし、AIの回答はあくまで一般的な情報であって、税務上の正式なアドバイスではありません。年間所得が500万円を超える場合、法人成りを検討している場合、海外からの収入がある場合は、専門の税理士に任せるのが確実です。

期限は3月16日、今からでも間に合うか

正直なところ、AIの自動仕分け精度はここ1〜2年で一気に実用レベルになった印象です。去年は手動で直す箇所がそこそこあったのが、今年はfreeeで試して9割以上そのまま使えました。帳簿作業に丸1日かかっていたのが、確認と修正込みで2時間くらいで終わったのは大きい。

一方で、按分の設定や所得区分の判断はまだ自分で考える必要があります。AIに丸投げできるのは「仕分けと書類生成」の部分であって、「この経費は何割を事業用にするか」みたいな判断は人間がやるしかない。ここは今後もしばらく変わらないと思います。

確定申告の期限は2026年3月16日。今日が2月27日なので、残り17日です。口座連携さえしてしまえば、AIが過去1年分の取引データを自動取得してくれるので、初日の作業は30分程度。まだ何もしていない人も、今からなら十分間に合います。

次回は、実際にfreeeとマネーフォワードの両方で同じデータを入力して、仕分け精度や操作性の違いを数値で比較した検証記事を書く予定です。

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